第一回:初心者視点で見るEA(自動売買)

EA(自動売買)

お疲れ様です!

最近はEAの勉強をする機会を貰えているため、裁量をやってないせいかブログも更新してなかったですね(;’∀’)
実際問題、なんもわからん!って状態でスタートしているので裁量トレードやっているどころではないというのが本音なんですけどw

今回はですね!今の僕の状態(初心者+α)みたいな者から見たEAをどう見ていくべきかっていう記事を書いていこうと思います!

え?そんな人よりも精通した人に聞いたほうがいいじゃん?
その通りです!←

しかしです!
この界隈は精通している人たちは既に突き抜けてしまっている感も強く、僕らのような初心者が何に困っているのかがわからない、という方も多いはず。
そして僕ら初心者はなんも分かってないがゆえに、何を聞けばいいのかもわからないというお互いにお見合いをしている状態も存在していますw

なので僕なりに備忘録のような感じでEAについて思ったこと、感じたことを書いていこうと思います。

これからEAに触れようとしていく人達の一助になると幸いです。
あ!でもちゃんと自分で調べていかんとダメなのはどこまでいっても一緒ですよ~💦

あくまで現時点の僕の意見ということを踏まえて見てくださいね!


 

そもそもEAとは何か?

裁量トレード、いわゆる自分でエントリーして利確や損切りをしていくやり方が多くの人の入り口だと思います!少なくとも自分はそうでした!

しかしながら利益を上げるのが難しかったり、自分で決めたルールを守れなかったりと障害やハードルが多いのも事実。
そんな悩みもEAならお任せしているだけで解決できます!

設定されたロジックに沿って上記のエントリーや利確、損切りをしてくれるので最初に設定さえ済んでしまえば、あとは自分が手を出す必要はありません。

どうでしょうか?
魅力的な内容である一方、それはちょっと怪しい…なんて感じませんか?

その通りです!(´-ω-`)

世の中、そんなに簡単にお金が稼げるのであれば難しくありませんね…
ではどういったところが罠なのか。
初心者が特に気を付けることを見ていきましょう!

EAで右肩上がりは当たり前!

僕が初めてEAに触れたのは2023年1月。
EA-BANKというたくさんのEAが使い放題のサービスを利用したところからでした。

EA-BANKで取り扱われているEAは審査を経てから利用者に提供されるので成績があまり芳しくないEAはそもそも提供されなかったり、一度審査を超えてもそのあと取り下げられるということも普通にあるので詐欺にだけは逢いたくなかった僕はここからスタートすることにしました。

EAの成績を示すバックテストもきれいな右肩上がりのものばかりで正直、

「蔵立つな(‘ω’)」

と思ったのがその時の率直な感想ですw
でも多くの初心者が同じように感じたのではないでしょうか?

しかし、現実は甘くはありませんでした

2023年に入ってから、EA-BANKでそれまで好調だったEAの多くが不調になり、ほぼすべてを採用していた僕の口座は飛ぶ寸前までいきました。実際、同時期に口座が飛んだ人は多かったようにみえました。

 

そうなんです。
グラフが右肩上がりなだけではダメなんです。
むしろそれは当たり前の最低限ライン。

裁量トレードでも同じだと思いますが、一番に考えないといけないのは自分の資金を守ること。

つまり利益部分を見るのではなくて損失部分を見ないといけないんですね!

※自分で取ったバックテストですが、勝手に使っていいかわからんのでパラメータは隠してます

めちゃくちゃ綺麗なグラフですね!
総利益を総損失で割ったプロフィットファクタも1.86と高い数値です!
当時僕はこの二つと最大ドローダウンは見るようにしていました。

この表だと初期証拠金は10000とありますね。
これはドル表記なので一万ドルです。今のレートだと大体130万円くらいですがざっくり100万円としておきましょう!(ホントはダメなので今は円建てでバックテストするようにしてます。。。)

最大ドローダウンは585.60。
ざっくり6万円くらいかな!
100万円入れている口座で最大損失が6万円ならいいかなと感じます。

10万円口座でやるならロットを1/10にすれば最大損失6000円。
許容できそうな感じですよね。
よし!採用EAの一つだ!

こんな感じで当時決めてたのですがちょっと待ってください!!

EAは資金を運用するものなんですよね。
当然増える時もあれば減る時もあります。

ココ重要です!

どういうことかというと、まずバックテストを見て使えるかどうか判断しますよね?
この時ってお金が増えるから採用してると思うんです。
先ほども記述しましたが、増える時よりも減る時の事をどれだけ考えてるかが問題です!

僕が当時思い違いしていたのは最大DDを出した後ってなんか損失が頭からリセットされてるんですよ…
出したからそれで終わり、みたいな。

違いますよね?最大損失出したところからの回復期間って見なきゃダメじゃないですか?
しかも最大DDって過去はそうだっただけで未来もその金額で収まる保証ないんです。

なんかそんな当たり前の事が想定出来てなくて「最大損失は想定した!」とか思ってたんですよ。
ちょっと下図を見てください

これは岩ライザーっていう分析ツールに上のバックテストを取り入れた画像です。
岩ライザーは難しい計算とか全然わかんない僕でも視覚的に表示してくれるのでEAを運用するのであれば必須だと思います!

さて、多分ドル建てのバックテスト結果を取り入れた結果なのか最大DDの数値がちょっとズレてますがそこは大した問題じゃないのでスルーしてください!

右下あたりに書いてある赤で囲まれた490.7が最大DDの数値です。
最大はそこですが、400くらいだと過去にも何回かありますよね?

そうなんです、最大DDとまでいかなくてもそれに近い数値の損失は複数回出てくるんです!

これ開発者や運用に慣れている人には当たり前かもしれませんが、僕的には一回最大損失を覚悟したらあとはもう大丈夫、くらいの感覚でした(え)

さらにさらに!
グラフにある薄いピンク色で塗られた期間にも注意しましょう。
一番上にはそのピンク色期間の日数も書いてありますね。

これが「損失が始まってから同じ金額に戻る」までにかかった期間です。

最初の方の2012年とかどうですか。
グラフ的には全然大したことになっていませんが、再び金額が増えだすまでに214日かかってます。
次のピンク色のところだと252日です。

預けているお金は全損するほど減ってませんが、増えだすにはこれだけの日数がかかることもあるよ、ってことを頭に入れておかないと

「なんだよこのEA!グラフはいいのに全然金増えねーじゃん!インチキ!」

となりかねません!
どんなにいいEAでもこういった期間は必ずあると思います。

なので自分が運用するEAがどれだけの①損失リスクを抱えていて、➁回復期間(または横ばい)がどれだけあるか、③それに自分が耐えられるか(資金とメンタル両方)という事を考えておくのが大事だと考えられます!

バックテスト自体も疑う

自分でバックテスト出来るとある程度は自分で条件わかってると思うんですが、EAが手元にないとバックテストってできないんですよね。なので買いたいEAがあった時って販売者の提示しているバックテストを見るしかないと思うんですが、そういうバックテストって改ざん出来るんです

成績が悪かった時期だけ除外してバックテスト→その分成績よくなる→これすごいEAでしょ!って感じで。

もちろんちゃんと悪い所も含めたバックテストや説明をしている開発者さんや販売者さんもいると思うので、この辺はネットでリサーチしまくってから購入を考えるほうがいいと思います!
IBとかも同じですよ~、安易に紐づけして破綻→IB元だけがちゃっかり利益確保なんて話もあります!

大事なお金です!ほんとにこれにお金預けて大丈夫かな、と一度踏みとどまって考えるのは大切な感覚だと思います!

まとめ

・EAは裁量でルールを守れない人でもそのルール通りにトレードしてくれる
・提示されるバックテストは基本的に右肩上がり。それだけで判断してはいけない
・損失は覚悟してもそれ以上もある。お金が再び増えだす期間も頭に入れるべき
・あなたのお金、それに入れて大丈夫って本心から思えますか?

思ったより長くなったんでまたそのうち続き書きます(;’∀’)
EAの運用は奥が深い…

とにかく初心者が適当にEAを買ったり運用しようとすると痛い思いと悔しい思いをします。
そうなってほしくないので、慎重にネットと相場に付き合っていきましょう!

それではまた!

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